鈴鹿山脈の朝明川源流部(標高800m前後)の場所には面積約21.5ha、株数3000本以上のブナ林が存在しています。ブナ林は豊かな生態系を育むために「母なる森(Mother Forest)」とも呼ばれています。
冷涼な気候を好むブナは主に日本海側を生息域とするため、太平洋側の鈴鹿山脈にこれだけの規模で存在するのは驚きと言えるでしょう。鈴鹿山脈の気候特性がブナ林の成長を可能にさせています。
しかし近年、地球温暖化により鈴鹿山脈の山頂付近も気温が上昇してきました。これは、低温を好むブナ林にとっては危機的な状況と考えられます。また、最近は下草である笹が大規模に枯れるという現象も起きています。この笹枯れの原因は良くわかっていませんが、ブナの実が地上に落ちて、芽吹き、若木として成長してゆく更新過程に影響すると考えられています。
このような状況の中で、ブナ林の現状を調査し、樹木のデータベースを作成しておくことには科学的な価値があります。
このような経緯で、四日市大学自然環境教育研究会(代表:保黒時男氏)はブナ林の毎木調査を開始しました。既に一定の調査を実施し、ブナの分布図、ブナ林の気温変化、ビデオカメラを設置した動物調査等を行いました。
朝明川流域図とブナ林位置
鈴鹿山脈のブナ林を中心とした生態系
平成25年度の鈴鹿山脈ブナ林毎木調査の予定日(学生は土日祝日に参加。下記予定日は今後変更の可能性あり。)
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鈴鹿山脈ブナ林調査
鈴鹿山脈の朝明川源流部(標高800m前後)の場所には面積約21.5ha、株数3000本以上のブナ林が存在しています。ブナ林は豊かな生態系を育むために「母なる森(Mother Forest)」とも呼ばれています。
冷涼な気候を好むブナは主に日本海側を生息域とするため、太平洋側の鈴鹿山脈にこれだけの規模で存在するのは驚きと言えるでしょう。鈴鹿山脈の気候特性がブナ林の成長を可能にさせています。
しかし近年、地球温暖化により鈴鹿山脈の山頂付近も気温が上昇してきました。これは、低温を好むブナ林にとっては危機的な状況と考えられます。また、最近は下草である笹が大規模に枯れるという現象も起きています。この笹枯れの原因は良くわかっていませんが、ブナの実が地上に落ちて、芽吹き、若木として成長してゆく更新過程に影響すると考えられています。
このような状況の中で、ブナ林の現状を調査し、樹木のデータベースを作成しておくことには科学的な価値があります。
このような経緯で、四日市大学自然環境教育研究会(代表:保黒時男氏)はブナ林の毎木調査を開始しました。既に一定の調査を実施し、ブナの分布図、ブナ林の気温変化、ビデオカメラを設置した動物調査等を行いました。
朝明川流域図とブナ林位置
鈴鹿山脈のブナ林を中心とした生態系
平成25年度の鈴鹿山脈ブナ林毎木調査の予定日(学生は土日祝日に参加。下記予定日は今後変更の可能性あり。)
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