北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)
■住所:山梨県富士吉田市上吉田 地図
■公式HP こちら
■社格; 旧県社、別表神社
■創建; 延暦7年(788年)
■本殿の様式; 一間社入母屋造、向拝唐破風造、檜皮葺屋根、安土桃山様式
■例祭; 5月5日、 8月26日(鎮火祭)
■御祭神; 浅間大神(あさまおおかみ)= 木花開那姫命 (このはなのさくやびめのみこと)
■雑感
『富士山−信仰の対象と芸術の源泉』の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。富士吉田市の139号線沿いに鎮座する。参道は巨大な杉並木となっており厳格な雰囲気を漂わせる。途中に仁王門基礎があり、『神仏分離令』以前の面影を想像することが出来るが参拝した日は雪の為地表までは確認できなかった。逆に積雪のお蔭で余分なものを覆い隠す事でしか感じる事の出来ない幻想的な風景へとなっていた。その仁王門基礎の横には角行が修業したという立行石(たちぎょういし)があり、石の上で爪立ち30日という荒行を想像することが出来る。しかも、角行の荒行はこれだけでなく、人穴での1000日に及ぶ爪立ちなど数々の行を成し遂げている。その結果、富士講の開祖となる。同じことが自分にもできるのかと自問してみるが、自問すること自体駄目だと感じたのも自分への甘さを感じる事だ。出来る出来ないではなく、やるか、やらないか、要するに行動した後の結果が全てではないか、恐れ怖さは本当に体感したものにしか解らないこと。
神門手前には見事な大鳥居がある。やはり丸太から造られた鳥居は存在感があり素晴らしい。境内は神楽殿、拝殿、本殿の他にも摂末社が多くある。興味深いところとして本殿背後にある恵比寿社ではないだろうか、大黒様及び恵比寿様をお祀りする。なによりも、今回雪の日にこの神社に参拝できたことに感謝。
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